思えばあいぼんとの出会い、それは妹と母親の会話がきっかけでした。
２人がモー娘。の新聞広告を見ながら話していたときのこと、

　妹：今度の新メンバー、誰がかわいいと思う？
　母：この石川って子が一番マシなんじゃないの。
　妹：うん、私もそう思う。ところで中学生って働いていいのかな。

このような会話をしていたところに、たまたま僕は首を突っこみました。
その頃の僕はまだモー娘。にあまり興味がなく、
「生意気そうなのがゴマキ、金髪で小さいのが矢口」
ということくらいしか知りませんでした。
だから他にどんな子がいるか見てみようと思ったのです。

そこで彼女に出会いました。

不思議な感じでした。
小学校を卒業したばかりのあどけない女の子で、笑顔も板についていない、
それなのにとても気になりました。
よくわからないけど、ピンとくるものがあったのです。
僕は他の子にはない何かを、彼女に感じたのでした。

それからというもの、"加護亜依"という名前とあのおぼつかない笑顔が
頭から離れません。
本当に気になって仕方がありませんでした。
彼女のことを考えると、とてももどかしくて歯がゆいのに、
それでいてなぜか幸せな気分になるのです。
それはもう何をする気も起きなく、彼女ことばかり思っていました。

そうしてしばらくするうちに、僕はこの気持ちが何なのかを確かめたくなりました。
そこで初めてハローモーニング。を見たのです。

むろん僕はあいぼんのことばかり見ていました。
番組中に映る彼女のすべての表情が見たかったからです。
彼女が笑っていると僕はうれしくなり、
彼女がくやしがると僕は「頑張れ！」と言いたくなりました。
彼女の表情が変わるたびに一喜一憂する自分がいたのです。 それに気がついたとき、
僕は自身が彼女に抱いている感情は"恋"なのだと悟りました。
そしてその後、彼女が出る番組を見るようになっていったのです。

それからもう４年近く経ちます。
この間あいぼんはどんどん成長していきました。
歌や踊り、バラエティーに演技と、
とにかくいろんなことにチャレンジし頑張っていました。
その姿に僕は、これまで幾度となく心を打たれ、多くのエネルギーをもらってきました。

そしてこうした頑張りによって、彼女は今モー娘。を卒業できるほど大きくなったのです。

彼女はこれからまた、さらなる力を見せてくれるでしょう。
きっと今まで以上の感動と元気を与えてくれると思います。
そんな彼女を応援できるなんて、本当に幸せです。
あいぼんと出会えたことに、僕はとても感謝しています。