昨日「あなたがいるから矢口真里」の中で、
飯田さんと石川さんのモー娘。卒業が発表されました。
飯田さんは来年の1月に卒業し、
絵画や音楽などをこなす幅広いアーティストに。
一方石川さんは4月に卒業するのですが、
卒業前に結成するという新ユニットでその後活動していくみたいです。
(その新ユニットにはエッグオーディション合格者が入る可能性を示唆)
2人の卒業後、モー娘。のリーダーは矢口さんが、
サブリーダーは吉澤さんが務めるそうです。
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さてこのニュースですが、
あいぼんと辻ちゃん脱退後のモー娘。のことだし、
特別2人に思い入れがあったわけでもないので、
僕個人としてはほとんど衝撃を受けませんでした。
しかし「どうかなぁ?」と感じたことが、
大きくわけて2つあったことも事実です。
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1つ目は、この卒業が卒業する2人にはもちろん、周りに対しても、
どのような影響与えるのかといったことです。
まず飯田さんの場合1年前から検討されていたというだけあって、
絵画の展覧会を行ったり、ソロシングルを発売するなど、
規定路線だったことがうかがえます。
本人ももう気持ちの整理はついているだろうし、
またファンにとってもある程度は覚悟できていたことだと思うので、
これは素直に「卒業おめでとう!」と言ってあげたいです。
しかし石川さんの方は僕、素直に喜べません。
確かに最近ソロでドラマやCMにも出たりしていますが、
モー娘。のセンターポジションにいる彼女が、
いきなり「そろそろ卒業しようか」と言われても、
嬉しいはずないんじゃないかと思います。
また卒業後の活動が発表の時点で曖昧ということも好ましくありません。
新ユニットを組むと決まっていても、
「誰と組むかわからない」
「オーディションの合格者と組むかも」では、
彼女自身卒業後のビジョンが、
卒業が近づかないと明確に描けないので、
不安になってしまうのではないでしょうか。
卒業していく人には自信を持たせてあげる配慮が大切だと思います。
これから次第ですが、モー娘。に多大な貢献をした石川さんには
納得のいく素晴らしい形で卒業していただきたいなぁと思います。
次に残される娘。の方々ですが、
石川さんの卒業をどう受け止めるかが問題です。
それは上に書いたとおり石川さんが卒業を自分自身不本意だと思っていたら、
残された他のメンバーが悪影響を受けかねないからです。
不本意に卒業していく人を見ると、娘。にずっといたいメンバーの中には、
自分もいつ卒業させられるのかという恐怖が生まれるかもしれません。
それでは娘。を楽しむことができなくなってしまいますね。
モチベーションの低下がいい結果を生むはずがありません。
残されるメンバーには、
「誰が抜けたって関係ない、自分が主役だ!」というくらいの
強い気持ちを求めたいです。
最後に矢口さんがリーダーになるということについてです。
矢口さんもいつの間にか娘。の中で最年長者になりました。
だからリーダーということなのでしょうが、
格としてはどうでしょうか?
気遣いの人ですからみんなに尊敬はされると思いますが、
精神面の強さから見るとやや不安な気がしますね。
しかし、他にやれそうな人がいないのも事実、
持ち前のガッツで乗り切ってくれると信じ、応援したいと思います。
また、いつも送る側ばかりで辛いと思いますが、
卒業の日、つまり送られる日が来たら、
その分送る側の気持ちもわかってあげられると思います。
人の気持ちをわかってあげられるのは素晴らしいことですよ。(無理やりまとめ)
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2つ目に感じたことは、まだあいぼんと辻ちゃんが卒業していない、
それにも関わらず8ヶ月以上先の2人の卒業を発表したということです。
これには何か事務所の意図を感じざるを得ません。
さて、UFAは何を考えたのでしょうか?
事務所が意図すること、それは当たり前のことで金儲けですよね。
この観点から見ると、飯田さん、そして石川さん2人の卒業で、
「2人のことが見られるのはもう何回も無いんだよ」的な、
コンサートに注目させるための話題づくりをしているように思えます。
これほど早く公表したのは、
話題を広める時間をできるだけ増やすためなのか、
「なっち、辻加護に続いて、かおりんとチャーミーも」と
連鎖的イメージを植えつけやすくするためなのか、(これも話題づくりの一環か?)
はたまた、5期メン以降を中心としたモー娘。を作りたいという、
事務所の意思表示なのか…。
しかしこの方法はとてもリスクの伴う方法であることは明白で、
今回のように昔からのファンが多いオリジナルメンバーの飯田さんと、
現在1,2を争うほどの人気メンバーである石川さんが抜けることによって、
ここ2年程言われ続けているように、
モー娘。自体の人気の低下が懸念され、話題になるのも無理ありません。
(もしこのことを事務所が話題づくりだと思っているようなら、それは甚だ間違いであると僕は思う)
これまで、快進撃ともいえるモー娘。の歩みを支えてきたのは、
増員と脱退とを繰り返すその絶妙なタイミングと、
その裏に引き起こされる様々なドラマだと思います。
人々はその予測不能な動きに感動、歓喜、また時には不満を感じながらも、
常にその変化に注目していました。(正しくは「注目させられていた」か)
事務所の戦略は大いに当たり、
モー娘。は世の中に確固たる地位を築いたのです。
しかし超人気メンバーである後藤さんが抜けてから、
その「戦略」が徐々に変わっていきました。
5期の成長を待てずして事務所は功をあせったのか、
ソロで人気のあった藤本さんを6期メンとして加入させます。
そしてしばらくしていまいち人気が上がらないと見るや、
今度は「なっち→辻加護→飯田さん石川さん」と、
相次いで話題づくりのためか人気メンバーの脱退を決定したのです。
このように最近事務所は、
その場しのぎと思われる策をどんどん繰り出しています。
話題づくりに熱を入れすぎているような気がしますね。
そのためにメンバーを入れたり削ったりするのは、
彼女たちにとっても、またファンにとってもあまりに非情です。
今の状況、それこそ特効薬がないのであれば、
一度長い展望に立ってみる必要があるのではないでしょうか?
モー娘。がこれから先さらなる進化をしていくには、それが一番だと思います。
…もしそれができないというのなら、
「解散」という選択肢も考慮すべきかもしれません。
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今日は、マシューと食わず嫌いのことについて書こうと思っていたのですが、
一応重大ニュースですからね。
思ったところを綴ってみました。
─これで2期タンポポで娘。に残るのは、矢口さんだけとなってしまいました。