9月19日(日)  沖縄旅行6

亜依は寝たふりをしているサンボにキスしようとしている。



: わたし、ついにおにいちゃんとファーストキスしちゃうんだ…
  なんだかドキドキしちゃうなぁ♪

: ……。(マ、マズイ…、亜依は本気だ!!)

: よ〜し、心の準備完了!!おにいちゃん…、大好きだよ〜♪


 =亜依はサンボの体を手で抑えつけ、そして唇を近づけた=


: (も、もう寝たふり限界!!)
   お、おい亜依!!俺は起きてるぞ〜!!


 =しかし亜依はその言葉を無視してさらに唇を近づける=


: こ、こら!!話を聞きなさい!!ダ、ダメ!!亜依ダメ〜!!



=30秒間の格闘後、サンボはどうにか亜依の手を振り解いた=




: もぉ〜、恥ずかしいのはわかるけどさぁ、逃げちゃダメでしょ!?

: お、お前何言ってんだよ!勝手に人のベッド入ってきて!!
  俺が本当に寝てたら大変なことになってたぞ!!

: えっ、わたしおにいちゃんが起きてるの最初から知ってたよ。
  だから逆にチャンスだなぁと思って…♪ 亜依はおにいちゃん
  と違って、寝込みを襲うほどじゃないわよ〜♪

: ね、寝たふりってわかってたのかよ!!
  お、俺だって寝込みなんか襲わないぜ!!

: じゃあ亜依のこと、起きてる今のうちに食べて♪

: た、食べるわけないだろ!!



 =サンボは亜依の方に背を向けた=



: ほ、ほら亜依、早く俺のベッドから出て自分のとこで寝なさ
  い!!

: おにいちゃん、そんなこと言わないで♪ こっち向いてよ〜♪

: ダ、ダメだ!!お前のほう向いてると、心が揺らぐ!!

: こっち向いてないと、わたしおにいちゃんに何するかわからな
  いわよ〜♪

!? い、いや、俺はそんな脅しなんかに乗らないぞ!!

: もぉ〜、おにいちゃんたら、脅しのわけないでしょ〜♪


 =亜依はサンボの背中に抱きついた=


!? こ、こら亜依!!やめなさい!!

: うふふ♪脅しなんかじゃないでしょ〜♪
  亜依のノーブラで大きなお胸、感触はどうですか???

: や、やわらかくて気持ち良…、い、いや違う!!
  は、離れなさい亜依!!
  そ、それに…、お胸の感触なんて別にどうってことないぞ!

: ふ〜ん。それじゃあTシャツ、脱いじゃおっかなぁ???

!? そ、それはダメ!!絶対にダメ!!
  完全に我慢できなくなっちゃうから、やめてくれ〜!!

: それじゃあこっち向いてよ〜♪脱がないように亜依のこと、
  監視してなくちゃダメでしょ???

: う、うう、仕方ない…、わかった…。
  (マ、マズイ完全に亜依のペースにハマってる…)


 =サンボは亜依の方を向かされた=


: ありがとう、こっち向いてくれて♪
  ふ〜、良かった〜、今度は正面から抱きつけるよ〜♪

: ふっ、亜依忘れてないか?正面向いたら俺だって手を使える
  んだぜ!!抱きつかせはしない!!



 =サンボは亜依を引き離そうと手を伸ばした、しかし…=

 ムニュ!! (なんと手を伸ばした先には亜依のお胸があった)



: はっ!!ち、違うんだ!!今のは…

: も〜、抱きつかせないとか言っといて、お胸揉むなんて…♪
  おにいちゃんたら本当にどスケベなんだからぁ♪
  確かに亜依に抱きつかれるてるとお胸モミモミしにくいもん
  ね!そういうとこまで計算してたんだ、おにいちゃん♪

: ほ、本当に違うんだ!!偶然なんだよ〜!!
  そ、それに、揉んではいないぞ!さ、触っちゃっただけだ!!   

: でもおにいちゃんたらせっかちよぉ、キスよりも先にするな
  んて〜♪ステップ逆だよね〜♪早くキスもしなくちゃね♪


 =亜依はまた唇を近づけてきた=


: (き、今日は、海辺の一件からバスルームでのこと…、そし
   て今も胸触っちゃったし、亜依はキスを迫ってきてるし…、
   時間がたてばCなんてことも…、あぁ…、もうオレ限界…)
   グヒャ!!(気絶)

: お、おにいちゃん!!どうしたの!?
  ─また気絶しちゃったみたい…。いつもこうだよなぁ本当…。
  でも今日の場合、まだまだ夜は長いからなぁ。
  よ〜し、今度おにいちゃん起きたら絶対手出してもらうぞ〜!!




=しかし興奮しすぎたサンボは、朝まで気絶していたのだった=


沖縄旅行編-完-



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