亜：おにいちゃん、今日は七夕だね〜

サ：お、そういえばそうだなぁ。

亜：隣のおばあちゃんがね、笹の葉くれたんだよ。

サ：へ〜、良かったなぁ。

亜：…良かったなぁじゃなくて、せっかく笹もらったんだから、
　　おにいちゃんも短冊にお願い事書かなきゃダメでしょ？

サ："おにいちゃんも"ってことは、お前はもう願い事書いたの
　　か？

亜：そうだよ〜♪、亜依のお願い事知りたい？？？

サ：……。(あ！　亜依が"♪マーク"と"？マーク×３"を使って
　　る！、非常にやな感じが…)
　　い、いや、全然知りたくない！　本当に知りたくないぞ！

亜：もぉ、へそ曲がり〜。
　　素直に知りたいって言えばいいでしょ〜。
　　わかった教えてあげる〜、現実的なお願い事だよ♪♪♪

サ：い、いや本当に知りたくないから…。
　　("♪マーク"が３つになってる、非常に危険だ！)

亜：ダメ！、聞いてくれないとこのお願い事叶えるの、
　　今すぐおにいちゃんにも手伝ってもらうからね。

サ：えっ！？　願い事って俺も関係あるの？

亜：うん、おにいちゃんが居てくれないとね、どうしても無理なお
　　願いなんだ。おにいちゃんの協力が必要なの。
　　だからね、知ってもらいたいなぁって思ったんけど…。

サ：な、なんだ…、俺が手伝わなきゃいけないことなのか。
　　そういうことなら、聞いてやる。
　　(力仕事とかが関係ある願い事なのかな？)

亜：…お願い事教えたら、今すぐ手伝ってくれる？

サ：わかった、わかった。すぐに手伝ってやるから、早く言えよ。

亜："七夕の神様、どうかおにいちゃんの赤ちゃんが産めま
　　すように"

サ：!?　な、な！？

亜：おにいちゃん、今すぐ手伝ってくれるんでしょ？？？
　　亜依はじめてだけどさ、頑張る！
　　おにいちゃんの赤ちゃん産みたいもん♪

サ：ななな、何を言ってるんだ亜依、
　　あ、赤ちゃんは幸せのコウノトリさんが運んで…

亜：違うでしょ、おにいちゃん♪　亜依知ってるよ。
　　おにいちゃんの好きなビデオみたいに、あ〜んなことやこ〜
　　んなことしないと、赤ちゃんってできないんだよね♪
　　だからおにいちゃん、はやくしようよ♪　協力してくれるって
　　約束したじゃん♪

サ：(あ、あいぼんと、あ〜んなことやこ〜んなこと…)
　　グハッ！(気絶)

亜：あっ、また気絶！？　ウブすぎだよ〜、おにいちゃん!!
　　いつもは変態なのに、肝心なときになるとダメなんだから！
　　もぉ…。